82.CPUの熱暴走グセとは

ちまたでは、CPUの熱暴走グセがあるとかないとか言われていますが、実際昔からあります。トランジスタ数が高密度となり、高性能で動作させるため、半導体も無理をさせていますので熱を持ちます。

昔はそれほど無理をさせなかったのでCPUでさえヒートシンクすらなかったのに、いまではCPUファンすら当たり前のようにくっついています。

当然CPUの排熱がうまくいかないことが発生すれば、半導体の動作に適さない温度以上になり、やがては、焼ききれてこしょうの原因となりますが、焼ききれる直前で、CPUそのものがハングアップにより停止すると半導体は生焼け状態となります。

そうすると、冷えている温度では半導体の一部がまだ有効で、動作しますが、生焼け部分の半導体を使い命令が実行されるとたちまち、半導体の部分がすぐに高熱を出すようになります。工学系の大学に入り電子科にでもいれば半導体の熱特性くらい実験するはず。さらに焼きつきまで実験させる大学はほぼないです。

で、生焼け部分の半導体が高熱を出しやすくなっているので、そのことで熱暴走がしやすくなり、熱暴走グセがつくということになります。

これはCPUに限らず、高密度の半導体製品のすべてでおきますのでHDDコントローラー、GPU、APU、チップセット、はたまたチューナーチップすらそうです。

一見壊れていないので、まだ使えると、がんばって冷却機能を強化しても無駄です。その命令が頻繁に実行されるとその部分のみ高熱化してハングします。冷却はチップ全体に行うのでピンポイントで厚くなった場合には、熱伝道しか頼りにならず、それも追いつかなければハングする状態に陥ります。

ま一応、常識としての情報を書いてみました。

CPUは熱暴走に弱いというか、壊れたら終わり。MBメーカーは標準性能で問題なしとせず、埃や環境温度によりCPUが通常より熱を持ちやすい状態でも監視ツールなどで、温度が閾値を超えたらクロックを下げたりしてCPUにこれ以上熱があがらないようにして故障しないようにする仕組みを作ってほしい。OCだけしか売りがないと安全性を考えるDCなどではつらい。特に発熱するとあっという間なので、メール通知が来た時点ではアウトなのだ。

ほかには、CPU FANのせいだったりすることもある。

CPU FANの軸にホコリが溜まり、油分と混ざってこびりつく。そうするとFANの回転が徐々にわるくなり、最後には回らなくなる。FANコントロールで止まっているのではないため、排熱が追いつかず、やがてはBIOSの温度管理により電源オフとなる。この場合にはいきなりオフとなるので、すぐにわかる。

FANをはずしてよく水洗いすると改善することがある。(2から3日程度天日干しにしないとショートするゾ)

よくコンデンサーがどうのこうのいう方がいるが、いまどきそんな粗悪なコンデンサーを使うのは珍しい。たいていはFANにホコリがこびりついているだけだ。電源FANも同様。この2つのFANが回らないとおわりなので注意が必要。PC内部のホコリを排除は当然だが、それだけではとれないゾ

CPUモニターでFAN回転数があまりあがらなくなる場合は気をつけろ!

OpenHardwareMonitorがおすすめだ。 追記 最新チップセットにおいついていないのでやっぱ純正のものを使ったほうが良い。ET6はよくおかしくなるが、しかたがない。まめに再起草すれば大丈夫。

CPU以外にもマザボのチップセットやグラボのGPUも熱暴走癖がつく。

GPUはついたらあきらめろ。

マザボは案外CMOSクリアでなんとかなることがる。デフォルト設定をロードしてsavetリセットでPCヘルスステータスを表示して調べる。

PCヘルスステータスはアイドル状態ではない。CPUループでキー入力待ちをするのでそこそこ動作するが最近のマルチコアでは振るパワーにはならない。

でもこれをずっと(正味1時間)表示して温度が安定すればよし。しなければあきらめろ。MBの温度センサーとかでググってだしてももろくなことがない。実際にはチップセットの温度センサーのほうが問題なのだ。このチップセットの温度接センサーは内蔵なので探してもないぞー。

80度超えるとアラームなのでFANをつかるかでなんとかなればよいがなんともならなければあきらめるしかない。gigabyteはどうもBIOS設定いじりまわすとなんかおかしい。ET6と同様バグっているのだろう。なおET6のsystemおんどはセンサ#1しか見ないのでチップセットの温度はわからない。なので、チップセットが80度超えしながら音だおがそこそこなにの警告ブザーなりっぱなしみたいなこともある。困るのはそのへんの情報がマニュアルに書いていないのだ。ナントカシテケロgigabyte

おかしかったらCMOSクリアだ。

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