81.イヤホンの取り扱い

インナーイヤーヘッドフォンを正しい使用法について書く。
インナーイヤーヘッドフォンを使わない人はあまり少ないか
と思うが、使い方を意識している人は少ない。
買っては壊しの人が見受けられるのは、コードの耐久性が弱い
から。
ほとんどが断線での故障となる。メーカーも、この問題には
かなり意識しているのだろうが、概ねユーザが乱暴に扱うから
との解釈で、ほとんどの場合は再生機本体に巻かないでください
とかの注意書きの上、代替品と交換になってしまう。
本当にユーザーの使い方だけが悪いのだろうか。
では正しい使い方とはどうゆう使い方なのだろうか?

以下の点についてあげてみる。
■コードにどんなときでもテンション(張力)をかけない
これが断線の原因のトップ
・使うときにコードを引っ張って伸ばさない
コードが絡んでいても、丁寧にほぐす
・再生機につないでも、コードは引っ張らない
耳につけたときにコードを伸ばして均すのは
・はずすときに、コードをひっぱり耳から抜かない
コードは持たずイヤホン本体を指でつまんで抜き出す
・再生機本体に巻かない
ゆるくテンションがかからないように巻くのは問題ないだろう
が、メーカーがやっては いけないと言うのでやってはいけない
何かにしまうときに引っ張られることもある
・しまうときは5本の指で輪を作り、そこへゆるく巻く
当然ながらまっすぐ垂らしたりしない。本体の重さ分コードに
テンションがかかる、せめてコードの真ん中を持って半分の長さ
で垂らす
・巾着(付属品にケースがあればそれ)のようなものに丁寧にしまう
コードが引っ張られないベストの方法で、この状態でもつぶさない
ようにすること

■コードを折り曲げたりしない
・購入時はI字に束ね、I字部分がきつく折り曲げられているがこれも危険
同じようにI字に束ねて縛ったりするとコードの折り曲げ部分が
金属疲労を起こして断線する可能性があるためやらない。
なので購入時に出すときも急に広げるとゆっくりとひろげること。

ここまで気を使って取り扱うことでコードの断線についてメーカーに
クレームを入れることができるというものである。

正直20年前のヘッドフォンでコード断線などしたことがなかった。
はずすときにコードを引っ張ることなど茶飯事であったが断線は一切
おきなかった。
断線を経験したのはここ5~6年くらいからである。
コードもコストダウンでどこぞの国の粗悪品になってしまったので
あろうかと疑いたくなるようなものもある。

メーカーの対応は納得いかない場合は消費者相談センターに相談するのがよい。

相手にはされないが、数があつまればさすがに重い腰をあげて、消費者庁からの調査が入ればメーカーも対策をとらざるを得なくなる。当該製品はあきらめるとして次期の新製品からはましになることうけあいだ。

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